令和5年度「水道事業経営専門部会」
現在、我が国の地方公共団体の水道事業を取り巻く経営環境は、急速な人口減少等に伴うサービス需要の減少や保有する施設の老朽化に伴う更新需要の増大などにより一層厳しさを増しています。
こうした状況を踏まえ、国は各地方公共団体に対し「経営戦略」「水道広域化推進プラン」等の作成やコンセッション方式をはじめとする一層のPPP/PFIの推進を促していますが、各地方公共団体単独では、専門職員が不足しており、将来に備えた水道事業経営の改革に取り組むことが困難な状況にあります。
そこで、「水道事業経営専門部会」では、公会計の専門家や水道事業関係の民間事業者等と合同で、これからの水道事業経営のあり方について、調査・検討しています。
- コーディネーター/滋賀大学 経済学部 教授・社会連携センター長 横山幸司
- 協力/株式会社 日水コン
調査・検討テーマ
実際のモデル自治体(事業体)における水道業務の棚卸し、財務分析から業務のマニュアル化、DXやBPO導入の可能性整理、必要な職員研修等について提言したい。
活動記録
▸ 2023年5月23日(火) 第1回全体ミーティング・キックオフミーティング
部会メンバー10名がオンラインにより参加し、キックオフミーティングを実施した。令和5年度部会の調査・検討テーマなどについて意見交換を行うとともに、当面の作業、今後のスケジュール等について決定した。
▸ 2023年7月28日(金) 第2回全体ミーティング
部会メンバー9名がオンラインにより参加し、第2回全体ミーティングを実施した。令和5年度のモデル事業体である甲良町への調査票調査結果を踏まえて、今後の分析の進め方、ヒアリング日程、役割分担等について協議した。
▸ 2023年11月13日(月) 第3回全体ミーティング
部会メンバー9名がオンラインにより参加し、第3回全体ミーティングを実施した。甲良町の進捗状況、報告書の構成と役割分担、財務分析の視点、スモールコンセッションに関する情報提供、今後のスケジュール等について協議した。