公共経営イブニングスクール

公共経営に関するビジネスリーダー養成の場として、毎月第4金曜日夜に年間セミナーを実施しています。

2023年度前期「関西におけるスタートアップ・エコシステム形成の期待 -滋賀県市町はどうコミットメントするか-」

 わが国の国際競争力は1990年の1位から低下を続け2021年には31位となった。平均賃金もこの30年間低迷し、現在はオーストラリア、韓国よりも下位にある。日本とは対照的に世界では、デジタル、バイオ、アグリ、自動運転、宇宙などの分野で次々にスタートアップ(新企業)が生まれ、持続的にイノベーションを起こし、加速度的な成長を遂げていることが主因であると言われている。
 岸田首相は本年1月の国会の施政方針演説で、「本年をスタートアップ創出元年とし、5か年計画を設定して、大規模なスタートアップの創出に取り組み、戦後の創業期に次ぐ、日本の『第二創業期』を実現します。」と述べた。関西広域連合では、日本有数の研究開発型スタートアップの地「ディープテックバレー“KANSAI”」を標榜し、その成果を2025年大阪・関西万博で発信し、関西の活性化を図ることをめざしている。既に、大阪市、京都市、神戸市は連携して「大阪・京都・ひょうご神戸コンソーシアム」を設立し、2020年7月に内閣府からスタートアップ・エコシステム拠点都市に指定され、さまざまな取組みを行っている。
 滋賀県においては多くの大学が立地しているにも関わらず、スタートアップはなかなか生まれていない。関西の一員としてどのように関わっていき、どのようにすれば滋賀を地方における魅力的なスタートアップの地にできるのか、一緒に考えたい。

 自治体、外郭団体の職員の方々、議員、NPO、企業職員、その他関心ある皆様のご参加をお待ちしています。

前期の募集は終了いたしました。
後期の募集は9月下旬に開始予定です。

  • 定員/24名(先着順)
  • 会場/教室とZoomでのオンライン講義との併用で開催します。
    滋賀大学大津サテライトプラザ(JR大津駅前 日本生命大津ビル4F)
  • 受講料/3,000円 ※受講許可後、請求書を送付します。

講師

[主査] 石井 良一 (滋賀大学 名誉教授)
早稲田大学大学院工学修士、ペンシルバニア大学大学院博士課程修了、Ph.d、技術士(都市及び地方計画)、農業経営アドバイザー。野村総合研究所、滋賀大学経済学部教授を経て、現在、野村アグリプランニング&アドバイザリー(株)シニアフェロー。主な共著書として、「自治体の事業仕分け」、「パブリックサポートサービス市場ナビゲーター」、「アフターコロナの都市計画」。2003 年4 月から「滋賀大学公共経営イブニングスクール」を主宰。

[副査] 提中 富和 (滋賀大学 産学公連携推進機構プロジェクトアドバイザー)

開催スケジュール

[開催時間/18:20~20:00]
※日程、ゲストスピーカーは変更する可能性があります。

2023年4月28日(金)
「スタートアップ・エコシステム形成が地域成長の肝になる(概論)」
石井 良一

2023年5月19日(金)
「なぜ滋賀県ではスタートアップが少ないのか」(仮)
ゲストスピーカー:株式会社リバネス 戦略開発事業部 部長 石澤 敏洋 氏

2023年6月23日(金)
「立命館大学における大学発ベンチャー創出の取組」(仮)
ゲストスピーカー:学校法人立命館 総合企画部 起業・事業化推進課 仲西 正 氏

2023年7月28日(金)
「京都におけるスタートアップ・エコシステムの取組について」
ゲストスピーカー:一般社団法人 京都知恵産業創造の森

2023年8月25日(金)
「スタートアップ企業の歩み-いかに起業し成長を求めるか」(仮)
ゲストスピーカー:調整中

2023年9月29日(金)
「関西スタートアップ・エコシステムの取組と滋賀県への期待」(仮)
ゲストスピーカー:調整中


これまでのプログラム

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