2023/3/14
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【掲載】朝日新聞で柴田淳郎准教授の経済コラム掲載(人のつながり 別会社で機能)

経済学部柴田淳郎准教授のコラムが朝日新聞に掲載されました。

掲載日

2023年3月12日

メディア

朝日新聞

内容

「柴田先生の経済コラム 人のつながり 別会社で機能」

 森村組と日陶の対立は沈静化しましたが、米国市場向けディナーセット、その中の八寸皿の開発をめぐり、日陶社員で最古参の技師 飛鳥井孝太郎と新人技師の江副孫右衛門との間で対立が発生します。
 江副は伊勢本一郎から「垓下の急務」を説かれ、八寸皿の開発に着手します。伊勢は村井の元秘書で日陶の経営状態を監視する目的で森村組から日陶に転籍した人物でした。江副は飛鳥井が開発した日陶3・3生地の成分に対して提案を出しました。そのことが、飛鳥井の癇に障り、日陶工場内で江副の立場は厳しくなります。そして、この対立は森村組と日陶で重大な経営問題となり、日陶代表社員の大倉により、飛鳥井の解任と江副の技術部常務主任への昇進が決められました。森村組から派遣された伊勢の監視と飛鳥井解任という森村組の牽制が企業の資本的境界を越えて日陶で有効に機能しました。

 
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広報課

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