一気通貫型の学びで、より高度な専門職業人を養成
データサイエンス研究科博士前期課程が目指すのは、統計学と情報学を基盤とするデータサイエンスを発展させ、社会の様々な課題を解決する学術研究者および高度専門職業人の輩出です。企業等との共同研究に参加することも可能で、課題の発見からデータ収集・分析を行い、その結果に基づく業務改善提案や新たな知見の発見など、データから価値を創造するための一連の過程を実践的に学ぶことができます。
研究科理念
本研究科博士前期課程が育成するのは、「《方法論とデータをつなぐ》価値創造人材」です。それは、「直面する領域の知見をもとに適切な課題を見つけ、その解決につながるデータを選び、収集・取得し、加工・研磨などの前処理を行い、それを分析するためのモデルを決め、最適化計算を遂行し、計算結果を解釈して意思決定者にわかりやすく伝え、意思決定に反映してもらう」一連の過程を、自らのイニシアティブで遂行でき、業務改善や新商品・サービスの提供などの価値創造に貢献する一気通貫型の人材です。
アドミッション・ポリシー
データサイエンス研究科博士前期課程では、次のような人を求めています。
- データサイエンスの基盤となる統計学および情報学の基礎的知識を持つ人
- 統計学および情報学が融合したデータサイエンスを学修し、価値創造へつなげる意欲を持つ人
- 多様な応用領域の分野で価値創造に貢献する意欲と適応力を持つ人
- 多種多様な専門性をもつ人々と協働して価値創造するための基礎的なコミュニケーション力を持つ人
- データサイエンスの新たな領域を開拓し発展させる意欲をもつ人
研究科の特色
自らのイニシアティブで問題解決に取り組める力を習得
本課程は、方法論とデータをつなぎ、価値を生み出す人材育成に特化した日本初の研究科です。既成モデルを使いこなすだけでなく、課題とデータに合わせて、特別仕様のモデルを自ら立てて分析・価値創造に取り組める高度な人材を育成します。
一気通貫型のデータサイエンス人材の育成
本課程では、「領域の課題を見つけ、データを取得し、前処理をし、モデルを決め、最適化法を選び、分析結果を解釈してわかりやすく伝え、意思決定につなげる」まで、一連の過程をすべて担える能力を養成します。1年次にはデータ計測からモデル化、活用まで一気通貫で学び、データサイエンスに関する専門知識を習得します。2年次は、勤務先組織でデータを用いた問題解決に取り組んだり、本学と企業・官公庁等との共同研究に参加し、データから価値創造する力を実践的に鍛錬します。
社会人も通いやすい受講スタイル
社会人学生が無理なく学べるように、開講科目を短期間で集中的に受講できるカリキュラムを用意。また、標準修業年限を越えても一定期間学び続けられる「長期履修学生制度」をはじめ、働きながらでも学びやすい環境を整えています。
データサイエンスに関連する充実の教授陣
情報学や統計学の教員をはじめ、医学、社会学分野で活躍してきた教員、公的機関や企業での豊富な実務経験をもつ教員など、様々な分野のプロフェッショナルが揃っています。さらに、ビジネスの第一線で活躍している方々を講師に迎える授業もあり、幅広い知識・スキルを身につけることができます。
多彩な企業との連携と教育へのフィードバック
多くの公的機関や企業がデータサイエンスを活用し、今後の発展を模索し続けています。データサイエンス研究科は、多数の企業・団体と連携しています。最新技術や各分野の課題が授業にフィードバックされるのはもちろん、共同研究やインターンで学べる機会もあり、様々な場面でリアルタイムに知識を身につけ、将来へつなげることができます。