2026/10/6
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FDセミナー(令和8年度)「生成AI時代における大学教育の授業設計・評価を考える」開催報告

 9月30日、彦根キャンパスにおいて、令和8年度滋賀大学FDセミナー「生成AI時代における大学教育の授業設計・評価を考える」を開催しました。本セミナーは対面とオンラインを併用して実施し、会場には24人、オンラインでは約60人の教職員が参加しました。

 久保加織理事(教育・研究担当)の開会挨拶に続き、大阪大学全学教育推進機構教育学習支援部の村上正行教授、浦田悠准教授による講演が行われました。

 村上教授からは、大阪大学における生成AIへの対応について、教員向けの「生成AI教育ガイド」の作成やFDセミナーの実施など、教育現場を支援する具体的な取組が紹介されました。また、高等教育機関における生成AI導入の実態や、大阪大学の学生を対象に実施した調査結果について説明がありました。調査結果からは、生成AIの利用が学生の間で既に一般化している一方で、学生自身も誤情報や学習への影響といったリスクを認識していることが示されました。その上で、「生成AIを使うか使わないか」という二者択一ではなく、授業の学習目標に応じて、何をAIに任せ、何を学生自身に考えさせるのかを検討することの重要性が示されました。

 続いて浦田准教授からは、生成AI時代における授業設計や学習評価のあり方について、国内外の研究成果や実践事例を交えた講演がありました。生成AIによって成果物を作成できたことと、学生本人が必要な能力を身に付けたことは必ずしも一致しないことから、「何ができるようになったことを保証したいのか」を明確にした上で授業や評価を設計する必要性が示されました。また、AIを使用しない課題、利用を認める課題、積極的な活用を求める課題など、学習目標に応じた授業・評価設計の考え方や、学生にAIの利用範囲を明確に伝える方法についても、具体例を交えながら紹介されました。

 講演後の質疑応答では、参加者から生成AIを活用した授業や評価に関する質問が寄せられ、活発な意見交換が行われました。さらに、セミナー終了後には対面参加者を対象とした意見交換会も開催され、村上教授、浦田准教授を交えて活発な情報交換が続きました。

 本セミナーは、生成AIの利用が広がる中で、単に利用の可否を議論するのではなく、「AIとどのように学ぶか」という視点から、今後の大学教育における授業設計や学習評価のあり方を考える貴重な機会となりました。

マイクを手に話す村上教授

村上教授の講演


研究から見えてきたことを話す蒲田准教授

浦田准教授の講演


質問をする職員

質疑応答の様子

【お問い合わせ先】

学務課教育改革室

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