12月4日・5日に、日本で初となる「CDOIQ-Japan」を開催しました。本シンポジウムは、アメリカで20年近くにわたり開催されてきた、情報の利活用と品質をテーマとする国際シンポジウム「CDOIQ」の日本版です。データサイエンス学部を全国に先駆けて設置し、教育・研究・産学官連携に取り組んできた本学にとって、その成果を広く社会へ共有する大きな機会となりました。両日合わせて、一般参加者300人以上、本学学生約150人の計450人を超える多くの方のご参加をいただきました。
1日目(12月4日)は、びわ湖大津プリンスホテル(大津市)にて、開会にあたり、竹村彰通学長およびCDOIQエグゼクティブディレクター Richard Wang氏が挨拶を行いました。続いて、衆議院議員の平将明氏によるスピーチがあり、さらにロボットクリエーターの高橋智隆氏、画家の真田将太朗氏による特別講演が行われました。その後、竹村学長、高橋氏、真田氏に、データブリックス・ジャパン株式会社代表取締役社長の笹俊文氏をパネリストに迎え、コスモエネルギーホールディングス株式会社常務執行役員CDOのルゾンカ典子氏をモデレーターとしたパネルディスカッションを実施し、様々な視点からの活発な議論が展開されました。
2日目(12月5日)は会場を滋賀大学彦根キャンパス(彦根市)に移し、慶應義塾大学環境情報学部教授でLINEヤフー株式会社シニアストラテジストの安宅和人氏を基調講演にお迎えしました。さらに多くの企業から講演者を招き、DXの最新動向、AIの活用、データ品質やガバナンスに関する実践など、専門的知見に基づき幅広く議論が展開され、充実した一日となりました。
今回のCDOIQ-Japanは、日本における情報の利活用とデータガバナンスの未来を考えるうえで、数多くの示唆と新たな連携の芽を生み出す機会となりました。滋賀大学は、今後も産学官ならびに地域とともに、データサイエンスを基礎として、社会の発展に寄与してまいります。

竹村彰通学長の挨拶

Richard Wang氏の挨拶

高橋智隆氏の講演

真田将太朗氏の講演

パネルディスカッション

1日目の様子

安宅和人氏の基調講演

参加企業による発表
【お問い合わせ先】
研究・産学連携推進課