データサイエンス学部・島田貴仁教授(応用心理学)が「京都府万引き防止対策推進協議会総会」で、犯罪心理学に基づく万引き抑止策について講演し、下記メディアに掲載されました。
掲載日
2025年12月1日
メディア
読売新聞
内容
万引き抑止へ犯罪心理学に着目…「署員の目」ステッカーに、「棚の配置」教授が提案
島田貴仁教授が、2025年10月29日に京都府警察本部で開催された「京都府万引き防止対策推進協議会総会」で、犯罪心理学に基づく万引き抑止策について講演しました。講演では、過去の関連研究を紹介しながら、レジから離れた棚が被害を受けやすいなど、店内の環境が万引き発生に影響することを説明し、棚の配置を工夫することなどが防犯効果につながると述べました。また、家族や地域とのつながりが強いほど非行に至りにくいとする「絆理論」に触れ、社会的な関わりの重要性を指摘しました。
島田教授の講演を受け、京都府警伏見署では、人の視線が抑止力になるという心理的効果に着目し、署員の目の写真を使った万引き防止ステッカーの作成が進められるなど、新たな取り組みが始まっています。今後、万引きの発生状況の分析や、店舗のロスデータを用いた対策の効果検証など、データサイエンスによる対策が期待されます。
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総務課企画・広報室