2025/11/19
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室蘭工業大学担当者を迎え、特別企画「DXセミナー」・意見交換会を開催

 11月5日、室蘭工業大学のデジタル・キャンパス推進室担当者が本学彦根キャンパスを訪れ、特別企画「DXセミナー」を開催しました。当日は両大学のDX担当者による事例紹介、意見交換を行い、対面・オンラインあわせて職員約30人が参加しました。

 本学からは、DX推進チーム担当者により、若手職員を中心とした部局横断型の業務改善の取組や、ExcelやPower Automateなどに関する研修内製化の事例を発表しました。また、本学が国内で初めて導入したChatGPT Eduを活用した業務効率化の試行事例についても共有し、生成AIを業務に取り入れる際の工夫や課題についても議論が交わされました。

 室蘭工業大学からは、同大学デジタル・キャンパス推進室を中心としたDX推進の取組について詳しく紹介されました。同大学では学生と連携したデジタル・キャンパス推進の取組であるスチューデントアンバサダー「M-COINS」の活動や、北海道の各大学との情報共有や大学間連携を促進する取組である「GOOD ACTIONシェアリング」など、実践的かつ多岐にわたる活動が進められています。特に生成AIの活用に関しては、Microsoft Copilotを日常業務に積極的に導入し、業務負担の軽減とサービス向上が図られています。当日は、生成AIを活用するコツから、AIエージェントの開発・活用事例、Copilot Studioの活用事例など幅広く紹介されました。質疑応答の時間では、対面会場参加者のみならずオンライン参加者からも、生成AIの活用方法や導入から、実務的な技術面に至るまで様々な質問が寄せられ、非常に活発な議論が行われました。

 セミナー終了後に開催された両大学担当職員による意見交換会では、両大学が共通して抱える課題について深く意見を交わしました。特に、電子決裁システム「Shachihata Cloud」の導入・運用や、Boxとの連携による電子保存・文書管理の推進など、学内のペーパレス化・業務効率化に向けた取組について幅広く意見交換されました。

 今回の意見交換は、単なるツール導入にとどまらず、教職員・学生が協働しながら新しい働き方や学び方について検討するよいきっかけとなるとともに、DX推進に関する知見を共有し、大学間連携を強化する貴重な機会となりました。今後も両大学は、生成AI活用をはじめとするDX推進に向けて協力し、大学業務の効率化と質向上を目指していきます。

室蘭工業大学の職員が解説している様子

特別企画「DXセミナー」の様子


陵水会館で意見交換会

意見交換会の様子

【お問い合わせ先】

DX推進チーム

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