本学経済学部を卒業後、大手総合商社勤務を経て、現在は株式会社ヒマラヤの代表取締役社長兼CEOを務められている小田学氏が、本学で開講している講義「リーダーシップ論」へ講師として登壇されました。
登壇に先立ち、竹村彰通学長を表敬訪問され、これまでのご経歴や最近のご活動についてお話されました。
小田 学氏からの講義を終えてのコメント
私は三菱商事で30年、そのうち15年は英国の大手食品メーカーの経営に携わってきました。現在はスポーツ小売チェーン・ヒマラヤの社長として、事業改革と組織づくりを進めています。
長年の経験から強く実感しているのは、組織の良い結果も悪い結果も、最終的には“人”がつくるという率直な事実です。そしてどれほど優れた戦略があっても、一人でできることには限界があります。社長といっても例外ではなく、私自身も組織の一員にすぎません。だからこそ、自らの役割を理解し、組織のために最適な動きができるよう日々努力することが欠かせません。
今回の講義では、海外での挑戦や現場での成功・失敗を、限られた時間の中でお伝えしました。皆さんが自分の意思で未来を切り開き、日本の素晴らしさを世界に発信していく力を身につけていくことを心から願っています。

学長室での歓談の様子

(左から)能登 真規子経済学部長、小田 学氏、竹村 彰通学長
リーダーシップ論は経済学部・データサイエンス学部同窓会組織である陵水会の協力の下、各業界で活躍されている卒業生を講師として招き、学生が、講師が語るどのような背景・経緯で自分の持つキャリアアンカーに根差した仕事に到達したのかについて理解し、自らの足跡、経歴、遍歴を改めて振り返り、これからの進路、生き様を考える場とすることを目的としている講義です。
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総務課企画・広報室