2025/11/6
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グローバルセミナー(第45回)「海外ボランティアへの挑戦」開催報告

 10月28日、第45回滋賀大学グローバルセミナーを彦根キャンパスおよびオンラインのハイブリッド形式で開催しました。今回は「海外ボランティアへの挑戦」をテーマに、海外でのボランティア活動を経験した経済学部3年生の池田結さんと2年生の丹村ことねさんを講師に迎え、約50人の学生・教職員が参加しました。

池田結さん「食と貧困問題から考えるボランティアのあり方」

 池田さんは、オーストラリア・シドニー郊外のボンダイにあるボランティア団体「Our Big Kitchen」で約1か月間活動しました。同団体では、市場に流通できなくなった食品を活用し、食を通じて困窮する人々を支援しています。

 活動内容は、イベント運営の補助やお菓子作り、調理の下準備など多岐にわたり、世界各地から集まったボランティアとの交流を通じて、「ボランティアは貧困支援だけでなく、人とのつながりや学びの場でもある」と実感したと語りました。

 また、多様な背景を持つ人々との関わりの中で、価値観を尊重し合うコミュニケーションの重要性を学び、今回の経験を卒業論文や就職活動、そして今後の人生に活かしたいと話しました。

丹村ことねさん「ルワンダで見つけた、もうひとつの幸せ」

 丹村さんは、約1か月半にわたり、ルワンダのNGO「Journey House Actions Rwanda」で活動しました。保育園でのアシスタント、日本文化ワークショップの実施、学校に通えない子どもたちへの教材提供を目的としたクラウドファンディングプロジェクトなどに取り組みました。

 活動を通じて、停電や物資不足といった厳しい環境の中でも助け合いながら笑顔で暮らすルワンダの人々の姿に触れ、「幸せとは何か」という問いを深く考えるようになったと語りました。現地では分かち合う文化が根付いており、「幸せを感じ取る力」こそが人生を豊かにすると実感したそうです。

 今回のセミナーでは、2人の貴重な体験を通じて、海外での挑戦が新たな視点や価値観をもたらすこと、そして異なる環境に身を置くことで自身の成長につながることが伝わりました。参加者にとって、海外ボランティアや国際的な活動に踏み出すきっかけとなる有意義な時間となりました。

池田さんの発表

丹村さんの発表

会場の様子

発表者の二人

滋賀大学グローバルセミナー

このセミナーでは、国際に関係した様々なトピックに関して学生同士が自由に話し合い、ゲストとの交流を通して学生自身の世界を広げるきっかけを作りたいと考えています。扱うトピックは、異文化、留学、外国語、地球規模の話題(気候変動、Covid-19、政情不安、ヘイトクライム、国際情報リテラシーなど)など、国際に少しでも関することです。トピックやゲストスピーカーの希望があれば、ぜひ国際交流課までメールをお寄せください。

【お問い合わせ先】

国際交流課
 E-mail:kokusai[at]biwako.shiga-u.ac.jp(※ [at] を@に変更してください)

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