経済学部・真鍋晶子教授(アイルランド文学)が提案した、小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)の怪談を狂言化する国際文化交流の取り組みが、下記メディアで紹介されました。
メディア
読売新聞夕刊
掲載日
2025年10月29日
内容
八雲怪談 狂言で紡ぐ 茂山千五郎さん 京都で来月上演「日本文化の魅力伝えたい」(夕刊)
八雲怪談を笑い誘う狂言に…アイルランドで観客沸かせた「ちんちん小袴」、茂山千五郎さんが11月に上演(オンライン)
大蔵流狂言・茂山千五郎家の十四世当主千五郎さんが、小泉八雲の怪談や奇談を狂言化して上演されます。この企画は、八雲の研究者で、千五郎家で狂言を学んでいた真鍋晶子教授が、八雲の作品を狂言化し上演する企画を提案し、実現しました。千五郎さんは真鍋教授から紹介された怪談・奇談の中から短編「ちんちん小袴」や「常識」などを狂言化し、アイルランドでの初演では観客の笑いを誘い、高い評価を受けました。
真鍋教授は「八雲は急速に近代化していく明治の日本で、失われていくものに価値を見いだした。八雲に影響を与えたアイルランドの妖精には人間のおごりを戒める一面もある。狂言は笑いとともに、人間が自然とどう向き合うべきか、ヒントを与えてくれるはず」と語り、文化の枠を越えた共感の可能性に期待を寄せました。
【このページの作成】
総務課企画・広報室