2025/10/27
メディア データサイエンス 全対象

【放送】データサイエンス学部・島田貴仁教授の自転車盗難防止の実証実験に関するコメントがNHKにて放送

データサイエンス学部島田貴仁教授(応用心理学)が協力した、兵庫県警察による自転車盗難防止の実証実験について下記メディアで放送されました。

メディア

NHK神戸放送局 リブラブひょうご

放送日

2025年10月23日

内容

自転車の盗難を防ぐ 行動経済学で施錠率の実験 効果は?

 兵庫県内では自転車盗難被害が増加しており、今年8月末までに5,064台の被害が確認され、そのうち約7割が無施錠でした。この状況を受けて、兵庫県警察は6月に西宮市内の団地で約2,900台を対象とした施錠率を調べる実証実験を実施しました。実験では、行動経済学の「ナッジ」や「仕掛学」の考え方を取り入れ、盗難に注意するよう書いたタグの自転車への装着や、被害件数のうち7割が無施錠であることを示すポスターの掲示など、5つの条件で効果を比較しました。6週間の実験の結果、タグを取り付けた駐輪場では施錠率が最も向上し、新しい鍵を取り付ける人も増加しました。
 島田教授は本実験の計画、実施、分析の全般にわたり監修を行っており、ナッジや仕掛学という新たな方法で人々の施錠行動を促すという実験目的が達成されたと評価し、特に、一人一人にタグを通じて情報を届けることが、行動変容のきっかけとなった可能性を指摘しました。
 本実験の結果は、12月に早稲田大学で開催される行動経済学会大会で発表される予定です。

当日の放送はこちらからご覧いただけます。

【このページの作成】

総務課企画・広報室

Translate »