8月27日、学内者を対象とした「2025年度第1回情報セキュリティ研修会」をオンライン(Teams)で開催し、137人が参加しました。
近年、世界的にサイバー攻撃が巧妙化・多様化しており、国内外の教育機関においても深刻なセキュリティインシデントが発生しています。本学においても例外ではなく、日々さまざまな脅威にさらされています。
今回の研修会では、情報セキュリティに対する意識向上を目的に、個人および組織を守るための基本的な対策や知識について啓発を行いました。本学CISO(最高情報セキュリティ責任者)のデータサイエンス学部・佐藤智和教授が講師を務め、最新のサイバー攻撃事例とその対策について講演されました。
講演では、国内大学で発生したランサムウェア感染事例を取り上げ、感染の原因や攻撃の流れ、復旧までの長期化などについて具体的に解説されました。また、パスワード管理の重要性、多要素認証の導入、フィッシング詐欺などの攻撃手法への理解を深めることで、日常業務におけるリスク回避の重要性を再認識する機会となりました。
滋賀大学では、情報セキュリティの向上には構成員一人ひとりの意識が不可欠であると考えており、今後も継続的に研修会を開催し、最新の知識を共有する機会を設けてまいります。

佐藤教授による講演(WEB配信画像)
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図書情報課総務係(情報担当)