7月7日、第43回滋賀大学グローバルセミナー「海外留学体験と社会人生活の交差する場所~トビタテ!留学JAPANの経験を含めて~」を開催しました。2015年3月に本学経済学部を卒業された奥村瑞貴さんが登壇され、学生・教職員等を含め、総勢35人が参加しました。
奥村さんは、滋賀大学在学中に「トビタテ!留学JAPAN」の1期生派遣留学生として、タイで汚染村の現地調査を経験されました。卒業後には京都大学大学院地球環境学堂へ進学され、環境管理士2級の資格を取得し、環境に関する研究を続けられました。現在は、建設コンサルタント関係の仕事をし、高校生対象のトビタテ!留学JAPANの審査員としても活躍されています。
講演では、トビタテ生として派遣された経験や、大学院時代の海外での現地調査等の経験について、当時の写真を多数見せながら紹介されました。大学生時代から社会人になるまでの間に3回のターニングポイントがあり、その時の強い思い、判断で進路を決定し、現在に至っていると話されました。「海外に飛び込むのは待ちに待った後よりは、思い立った今の方がいいですよ。夢は、叶った、叶わなかったではなく、達成率、パーセンテージを上げていくものです。可能性や自分の気持ちを排除するのではなく、学生である今しかできない経験や気づきを大切にし、がんばってください」とエールを送られました。
講演後には、学生から「ターニングポイントに出会ったときは、わかるものですか」「その時その時で、両親や周りの人たちから影響を受けると思いますが、どのように対応してきましたか」など質問が多数寄せられ、奥村さんは一つひとつ丁寧に回答されました。また奥村さんは、参加学生一人ひとりに「海外で行ってみたいところと何をしたいのか」を質問され、回答した学生たちには「実現するようがんばってください」と背中を押されました。
今回のセミナーを通じて、学生がトビタテ!留学JAPANに挑戦するきっかけになることや、海外留学・インターンシップにも積極的に参加されることを期待しています。

講演する奥村さん

当時の写真を多数紹介されました

講演に聴き入る学生たち

質問にも丁寧に回答いただきました
滋賀大学グローバルセミナー
このセミナーでは、国際に関係した様々なトピックに関して学生同士が自由に話し合い、ゲストとの交流を通して学生自身の世界を広げるきっかけを作りたいと考えています。扱うトピックは、異文化、留学、外国語、地球規模の話題(気候変動、Covid-19、政情不安、ヘイトクライム、国際情報リテラシーなど)など、国際に少しでも関することです。トピックやゲストスピーカーの希望があれば、ぜひ国際交流課までメールをお寄せください。
【お問い合わせ先】
国際交流課
E-mail:kokusai[at]biwako.shiga-u.ac.jp(※ [at] を@に変更してください)