国際交流機構では、6月16日~27日までの2週間、昨年に続きオーストラリア・ディーキン大学ビジネス研修の学生20人と引率教職員2人を受け入れました。
この研修は、ディーキン大学ビジネス・スクールの学生が、滋賀県内の湖東地域の事業所や企業(彦根城世界遺産登録推進室、永楽屋、岡村本家、四番町スクエア)を訪問し、観光、情報発信、地場産業(彦根仏壇、日本酒)の海外展開等に関わる課題を聞き取り、課題解決のための提案を行うというものです。
研修期間中は、本学の学生も通訳として企業訪問や課題整理のための資料作成等に協力し、最終日の報告会では課題解決の提案を通訳するなどサポートしました。ビジネス・スクールの学生たちは、4班に分かれそれぞれの事業所からの聞き取り、考察等から導き出した課題解決策を、各事業所の関係者の前で発表し、「日本語が十分に伝わらない状況で、良く理解し提案をまとめることができました。海外の学生さんの目線でとらえた提案であり、非常に有意義だと思います。経営の参考にさせていただきます」等の講評をいただきました。
恒例の1日日本文化体験では、米原市の青岸寺で座禅とお抹茶の体験、長浜旧市街地の散策、冨田人形会館で人形浄瑠璃の体験をしました。座禅の体験では、足がしびれ立てなくなったり、お抹茶のあまりの苦さに四苦八苦していました。冨田人形会館では、人形の操作が難しく、見るのと人形を操作するのは大きく違うこと、手の動かし方によって人形の動作の見え方が違うことが分かり、学生たちは感動していました。
ディーキン大学ビジネス・スクールの学生たちは、2週間の研修でしたが大きな成果を得て帰国しました。国際交流機構では、今後もキャンパスのグローバル化を目指し、様々な活動を行っていきます。
事業所での聞き取り

彦根城・玄宮園の見学

座禅体験

お抹茶体験

冨田人形会館での人形操作体験

成果報告会

各事業所の関係者の前で発表

報告会での記念写真
【お問い合わせ先】
国際交流課