6月5日、6日の2日間、彦根キャンパスで名古屋工業大学の教職員を迎えた意見交換会を実施しました。
1日目は、滋賀大学が本年4月に国内で初めて導入したOpenAI社の「ChatGPT Edu」に関する意見交換会を、本学の担当理事や教員と名古屋工業大学の担当教員・事務職員との間で実施しました。意見交換会のなかで、現在の活用状況や今後の課題に関して活発な質疑応答が交わされました。また、意見交換会後には、文部科学省の「地域中核・特色ある研究大学施設整備事業」を受けて新築されたイニシアティブ棟を視察いただき、産官学連携によってデータサイエンス・AIの社会実装拠点構築を目指す本学の構想について説明しました。
2日目は、滋賀大学DX・RPA推進チームと名古屋工業大学DXチームとの間で、業務改革と生成AI活用に関する実務レベルでの意見交換会を実施しました。滋賀大学からは、特に若手職員の協力を得て結成したプロジェクトチームによる取組や、学内業務の改善洗い出しの取組について説明したほか、業務におけるChatGPT Eduの具体的な活用事例も報告しました。一方、名古屋工業大学からは、DXチームが実際に入試課の課題解決に取り組んだ事例などが紹介され、若手中心のチームでありながら部局の業務方針を変えるまでに至った交渉過程や苦労について共有いただきました。
3時間にわたる意見交換のなかで、両大学はそれぞれの工夫や課題への取組を率直に語り合い、名古屋工業大学の参加者からは「職員一丸となってDXに取り組んでいる話が聞けて、大変刺激になった」との感想をいただきました。
今回の意見交換会は、両大学の取り組みや課題について深く理解し合う貴重な機会となりました。今後も引き続き各大学の担当者が情報交換し、DX推進に向けた交流の輪を広げていくことで、各大学が持つ知見や技術の共有を図っていきます。
DX・RPA推進チームは、本学の第4期中期目標・中期計画で定められたデジタル・キャンパスの実現に向けて、令和4年度に若手大学職員をメンバーとして発足しました。

意見交換会(2日目)の様子
【お問い合わせ先】
DX・RPA推進チームの活動に関すること
DX・RPA推進チーム
E-mail:dx-rpa[at]biwako.shiga-u.ac.jp(※ [at] を@に変更してください)