1月20日、経済学部「地域経済論」(担当:近藤紀章講師)の講義において、経済学部卒業生で株式会社滋賀銀行営業統轄部の豊平悟氏が、ゲスト講師として「金融で地域を活性化する」と題した講義を行いました。受講生252名に対して、対面とオンラインを併用して実施しました。
講義は、銀行のビジネスモデルをふまえて、地域経済の活性化にむけた官民が連携するうえで、金融機関が調整役として機能するための枠組みが説明されました。この具体的な事例として、日野町との地域DX推進協定、中小企業のデジタル化支援、信楽町でのまちづくり会社の設立支援が紹介されました。最後に、滋賀銀行として、第8次中期経営計画の展開を通じて、地域の課題解決に向けて様々な事業戦略を展開するとともに、新たな事業を立ち上げていく、という方向性が紹介されました。
講義の最後に、豊平氏から、「卒業後も学ぶことを続けてほしい、在学中の失敗を活かすバイタリティを持ってほしい、滋賀銀行に興味をもった方がいれば、ぜひ一度、滋賀銀行を見てほしい」というメッセージが学生に送られました。
講義に対する学生の意見では、「デジタル化など新規事業への挑戦する姿勢や地域に密着したきめ細かい支援体制などが印象に残った」「地方銀行の役割や重要性について、講義前とは認識を大きく改め、地域経済における不可欠な存在としての理解できた」などのコメントがありました。
この講義をきっかけとして、引き続き、地域課題の解決や地域での新事業創出に向けた具体的な取り組みを紹介していく予定です。

滋賀銀行営業統轄部・豊平悟氏

講義の様子

講義を聴く学生たち

豊平氏と近藤講師
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広報課