2023/8/4
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グローバルセミナー(第29回)「後発開発途上国への挑戦-東ティモールでのインターンシップ-」開催報告

 今回は、本学経済学部4回生の今村奈央さんに「マルタへの語学留学」「東ティモールでのインターンシップ」「今後の目標」と主に3つをテーマにお話しいただきました。

 今村さんは、インターンシップの前段階として、ビジネス英語のスキルアップやご自身の視野を広げるために、イタリア南部にあるマルタへ3ヵ月間の留学をされました。数ある国や地域の中でもマルタを留学先に選んだ理由として、当時はコロナ禍で渡航できる国が制限される中でも可能な国であったこと、また、イギリスの語学学校と同じ教材を使ったネイティブの先生の授業であるという圧倒的なコストパフォーマンスの良さがあったことなどを挙げられました。

 マルタ留学から帰国した後は、海外でのインターンシップ先を探すことを始められました。海外でのインターンシップ先を探す方法は、「仲介業者を利用する」または「自力で交渉する」ことが主流だそうですが、コロナ禍で仲介業者が提供する企業が少なかったことや仲介手数料が高額だった理由から、ご自身でインターンシップ先を探すことに決めたそうです。そこで、今村さんが希望する条件として「新興国か後発開発途上国」「現地の人々とのかかわりが多い」「貿易やフェアトレードに関わりがある会社」の3つを満たしていた東ティモールのCafé Brisa Serena(CBS)社に連絡をし、2ヶ月間のインターンシップに行くことを決められました。

 インターンシップ先であるCBS社は、コーヒー生産者のサポートをする会社です。コーヒーの木は数年に1度は伐採しないと質の良い豆が採れないそうですが、伐採するとしばらく生産者の収入が減るため伐採が拒まれます。そこで、質の良いコーヒー豆のために伐採をしてほしいCBS社側と収入のために伐採したくない生産者側で対立する中、今村さんは第三者として、伐採したコーヒーの木をコースターにしてCBS社が運営するカフェで販売するという新規事業を立ち上げました。信頼関係を築くために、生産者の家に通い顔を覚えてもらったり、現地語であるテトゥン語を習得したりと努力を重ね、Win-Winの関係構築に成功したそうです。

 今後の目標としては、今回、訪れた東ティモール以外の後発開発途上国や新興国を訪れ、現地語を習得することで現地の人々と信頼関係を築き、訪れた国々の発展になるようなビジネスを創出したいとおっしゃっていました。

 今回のグローバルセミナーでは、今村さんが異文化に飛び込み、ご自身の「未熟さ」を感じながらも「強み」の部分に気づいた留学やインターンシップの貴重な経験についてお聞きすることができました。また最後に、「休学して海外経験を積むことも一つの選択肢である」と、参加した学生たちにメッセージをいただきました。

インターンシップの紹介

彦根キャンパス会場の様子

滋賀大学グローバルセミナー

このセミナーでは、国際に関係した様々なトピックに関して学⽣同⼠が⾃由に話し合い、ゲストとの交流を通して学⽣⾃⾝の世界を拡げるきっかけを作りたいと考えています。 扱うトピックは、異⽂化、留学、外国語、地球規模の話題(気候変動、Covid-19、政情不安、ヘイトクライム、国際情報リテラシーなど)など、国際に少しでも関することです。

トピックやゲストスピーカーの希望があれば、ぜひ国際交流課までメールをお寄せください。

【お問い合わせ先】

国際交流課
 E-mail:kokusai[at]biwako.shiga-u.ac.jp(※ [at] を@に変更してください)

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