2023/7/21
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教育改革フォーラム(令和5年度)「生成AIをめぐる現状と滋賀大学の方針」を開催

 7月18日(火)、令和5年度滋賀大学教育改革フォーラムを同時双方向型オンライン形式で開催しました。

 このフォーラムは、教育・学生支援機構が主催するもので、全学的な教育改革の取り組みを推進するため様々なテーマを取り上げて定期的に開催しています。今回のフォーラムは、「生成AIをめぐる現状と滋賀大学の方針」をテーマとしました。まず、竹村学長から生成AIに対する本学の考え方についての説明があり、次いで自然言語処理や音声・テキスト解析を専門とするデータサイエンス学系の南條浩輝教授より生成AIの理論や実例紹介がありました。昨今大変注目されている話題ということもあり、非常勤講師や大学院博士後期課程の学生を含む120名以上が参加する大変盛況な会となりました。

 竹村学長からは、生成AIに対する本学の考え方や文部科学省等のガイドラインなどについて紹介がありました。教育・研究・業務効率化の各面において、生成AIの問題点に注意しつつも積極的な利用を図るとともに、生成AI分野をリードする研究も推進していきたいとの方針が示されました。南條教授による講演では、生成AIの原理や問題点、大学業務での望ましい利活用の方法等について説明があり、ChatGPTによる生成画面を用いた実演形式の解説も行われました。生成AIの利用は避けては通れないことであり、教員自身が積極的に利用をし、何が問題点であるか把握する必要があるとのご指摘でした。

 その後の質疑応答の時間では、各学部の現状に関する報告、実際に生成AIを授業で取り扱った教員や倫理を専門とする教員からのコメントが紹介され、専門分野を横断しての活発な意見交換が行われました。

 事後アンケートでは「大学の方針がわかった」「具体的な取組の検討状況が聞けてよかった」「実際に利用するイメージがわいた」という意見があり、教職員が生成AIについての理解を深めていくうえで大変有意義な機会となりました。また、「各学部や先生方の実践例をさらに具体的に知りたい」「学修評価の仕組みをどうするか」といった要望や質問も寄せられ、生成AIへの強い関心と研修ニーズのあることがわかりました。

 データサイエンス教育研究のフロントランナーである本学として、今後も生成AIの教育面での活用法や新たな知見についての共有を進め、生成AIの適切な利活用を推進していきます。

竹村学長による発表

竹村学長による発表


オンラインでの講演

南條教授による講演


要点やガイドラインが表示されたスライド

フォーラムの様子


オンライン参加者の質問

質疑応答の様子

【お問い合わせ先】

学務課教育改革室

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