滋賀大学では、本日より、「滋賀大学ウエルネスツーリズムプロデューサー養成講座2022」の受講生募集を開始します。
ウエルネスツーリズムは、自然散策、ヨガ、瞑想、フィットネス、スパ、食、レクリエーション、交流などを通して、地域の資源に触れ、心と身体をリフレッシュし、明日への活力を得る旅のことです。*1)
滋賀大学が立地する滋賀県は、2015年に平均寿命で滋賀県の男性が全国1位、女性も4位となり、長寿県としてクローズアップされました。琵琶湖を中心に自然や文化資源が豊富で、県民が積極的にウォーキングやサイクリングなどの健康維持活動、スポーツに親しみ、禁煙や発酵食品など普段から健康や食にも気を配っていることが理由としてあげられます。
滋賀県のみならず他の地域においても独自のウエルネスな自然・文化・食等の地域資源があり、これらを発掘・磨き上げることにより、これまでの観光の形態を、滞在・体験型に変革していく大きな可能性を有しています。
また昨今、サステナブルで、ユニバーサルなツーリズムにも世界的に関心が高まってきています。
本講座は、ニューツーリズムを幅広く学び合いながら、グループ等での事業プランの策定を通じて、観光産業における新しい時代を拓くゲームチェンジャーともいうべき中核人材の創出、育成を目指すものです。関心のある多くの皆さまの参加をお待ちしています。
*1)滋賀大学では「ウエルネスツーリズム」の定義について下記文献を参考にしつつ、滋賀県及び周辺地域で展開しやすいように設定。
(参考文献) 荒川雅志(2017)「ウェルネスツーリズム-サードプレイスへの旅-」フレグランスジャーナル社 西村 典芳(2016)「ヘルスツーリズムによる地方創生 – 健康長寿を目指して「お散歩でこの国を元気にする」- 」カナリアコミュニケーションズ 森本兼曩・阿岸祐幸(2019)「温泉・森林浴と健康 – 自然の癒しから未病予防医学へ – 」大修館書店 NPO法人日本ヘルスツーリズム振興機構ホームページ