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【開催報告】「ウエルネスツーリズムプロデューサー養成講座2021」ビジネスプランコンテスト・修了式

 滋賀大学は、2018年に滋賀県のこれからの観光を考えるために、事業者と連携して観光イノベーションフォーラムを立ち上げ、2019年からは社会人リカレント教育の一環として、ウエルネスツーリズム(※)プロデューサー養成講座をスタートさせました。そして、1月19日(水)滋賀大学彦根キャンパス 講堂にて「ウエルネスツーリズムプロデューサー養成講座2021」3期生のビジネスプランコンテスト・修了式を行いました。 当日は雪交じりの中、会場、オンライン含め43名の関係者にお集まりいただき、観光産業に携わる21名の受講生が半年間のカリキュラムの成果として、6グループの発表と1つの個人発表の計7つのビジネスプランを発表しました。

【ビジネスプラン】

※発表順. ビジネスプラン名称(チーム名)

1.パワーストーンと癒しのツーリズム(OTSU PROJECT)

2.びわこ×Re:旅 Mother Lake × Re:Trip(BIWAP)

3.自然の癒しをヨガと共にお届け(ハーブホスピタル)

4.近江商人から学ぶ スイカツ!(スリーピングマーチャント)

5.WELLNESS NINJA TOUR(官・民・忍)

6.『比叡山と琵琶湖』のオンリーワン・ウェルネス・ツーリズム(比叡山とびわこ)

7.ネムレルタカシマ(たかしまで眠り隊)

【審査員】

須江 雅彦         滋賀大学 理事 副学長

山添 みゆき     滋賀県 商工観光労働部観光振興局 局長

川戸 良幸         公益社団法人びわこビジターズビューロー 会長

一圓 泰成         株式会社文教スタヂオ 代表取締役社長

西村 典芳         関西国際大学 現代社会学部 教授

大平 雅子         滋賀大学 教育学部 教授

上田 雄三郎      滋賀大学 産学公連携推進機構 特任教授

紀平 健介          プラニングオフィスディギン 代表(滋賀大学プロジェクトアドバイザー)

森  聖太         悠ツアー 代表(滋賀大学プロジェクトアドバイザー) (敬称略)

 最優秀賞には、日本のコンテンツ「忍者」修行で小学生の体力不足を補いつつ、地域の特産品を掛けあわせ、次のインバウンド需要も意識した甲賀市・草津市のツアー企画「WELLNESS NINJA TOUR(官・民・忍)」が選ばれました。また、優秀賞には、諸外国に比べ睡眠時間の少ない日本人が、東近江を旅しながら睡眠の行動変容を促すツアー企画「近江商人から学ぶ スイカツ!(スリーピングマーチャント)」が選ばれました。

 その他、大津市の新しい地域資源の開発案や、関西万博を意識した比叡山・びわこの開発プラン等「地域活性化」×「ウエルネス」なプランが提案されました。審査員講評では、年々レベルアップが図られる中、今後の実現化に向けてのアドバイスや期待などのコメントがありました。 最後に、本講座全体コーディネーターの上田特任教授から受講生に修了証書が手渡され閉式となりました。この講座からは実際に多くが社会実装しており、今回提案のビジネスプランもさらに磨かれたのちローンチされることにより「シガリズム」をコンセプトとした滋賀の観光産業の発展につながることが期待されています。

(※)ウエルネスツーリズムとは

 ウエルネスツーリズムとは自然散策、食、レクリエーションなどを通して、地域の資源に触れ、心と身体をリフレッシュし、明日への活力を得る旅のことで、シニアや外国人がツーリズムの主体となる中、これまでの観光の形態を滞在、体験型に変革していく大きな可能性を有しています。また、アフターコロナ時代のツーリズムに関して、免疫力の強化に寄与するウエルネスツーリズムが旅の主流になることが期待されます。

挨拶する須江理事
発表の様子
公益社団法人びわこビジターズビューロー川戸会長によるコメント
上田特任教授(右端)と最優秀プランメンバー
修了証書を受け取る受講生
審査員(前列)と受講生の皆さん