2019年度プログラム(後期)

共生社会を支える住民組織やNPO法人活動の最前線

趣旨  地域社会は多様な人々から成り立っている。そんななか、人々は支え支えられて生きている。個性を認め合って生きている。このことは、障がい者であっても、外国人であっても、変わることはないはずである。
 こうした「共生社会」においては、これまでも「新しい公共」のスローガンのもと、公共の仕事は行政機関だけが担ってきたわけではなく、住民組織やNPO活動も担ってきた。ところが、これからは、人口の減少化や社会の縮減化とともに、行政資源が先細っていくことが強調され、住民組織やNPO活動への期待がさらに高まっている。
 しかし課題もある。住民組織には、いまだ閉鎖的でフラットでない運営がなされ、民意が反映されにくいところもある。地域社会には、身寄りのない認知症高齢者が増え続けているにもかかわらず、その生活を支えるために導入されたはずの成年後見制度の活用が進んでいないという問題もある。国策としての外国人労働者の受入れに伴い増加する、外国人住民との共生社会の実現の問題にも直面している。ノーマライゼーション社会への道のりはまだまだ先である。
 2019年度後期のイブニングスクールでは、様々な課題を乗り越え共生社会を目指して取り組んでいる住民組織やNPO活動の実例を紹介する。人口減少化をマイナス要因とだけとらえるのではなく、逆転の発想でとらえることの重要性も考えていきたい。
 受講者にとっては今後の活動のために大いに参考となるはずである。
スケジュール いずれも 18:20 ~ 20:20
1.2019年 10月25日(金) 
「地域のガバナンスと自治」
2.2019年 11月22日(金) 
「滋賀大津のNPO法人が取り組む成年後見活動」
3.2019年 12月13日(金) 
「地域で共に暮らすひととして~外国人住民との共生~」
4.2020年 1月24日(金) 
「地域共生社会の実現に向けて~滋賀県内の取組みと私の活動から~」
5.2020年 2月28日(金) 
「クリエイティブな地域づくり~課題解決型思考から価値創造思考へ~」
6.2020年 3月27日(金) 
「みんなで考えよう「人口減少化のなかの地域自治と地方自治」」最終レポート提出
 
場所 滋賀大学 大津サテライトプラザ(JR大津駅前 日本生命大津ビル4F)

 

これまでのプログラム

年度 プログラム
2003 ニューパブリックマネジメント
2004 事業革新の眼を鍛える
2005 事業革新のケースから学ぶ
2006 「事業仕分・地域事業組成」を考える
2007 地域組織・地域事業を組成する -事業仕分け・地域事業組成から考える-
2008 市民ガバメントの設計 -市民が自治体を経営するために-
2009 国のかたち・自治体のすがた -道州制・県と市町の役割分担を考える-
2010 今こそ自治体歳入改革
2011 アグリビジネス地域経営論 -農林業を興す-
2012 「福祉自治体の設計理念」-持続可能な自治体福祉政策を考える-
2013 「都市計画の疑問」-成熟社会の都市農村計画行政の視座-
2014 自治体のエネルギー自立化戦略を考える
2015 地域からの地方創生論―人材、資金を地方で使いこなすために―
2016 地域分権社会の地方自治の論点-憲法改正を睨んで-
2017 地域からの2020年教育改革を考える
2018 【前期】滋賀の観光イノベーションを考える
2018 【後期】自治体改革の最前線
2019 【前期】AI自治体へのシフト