9月6日、文部科学省より、本学に「大学院データサイエンス研究科博士後期課程」の設置を可とする旨の通知がありました。滋賀大学は、これにより2020年4月に日本初の「大学院データサイエンス研究科博士後期課程」を設置します。

 滋賀大学は、世界的に進むビッグ・データ革命の下、我が国の新しい進化を生み出すデータサイエンス(DS)の専門家を育成するため、いち早くその教育研究に取り組み、社会が必要とするデータサイエンティスト育成の専門学部を2017年に日本で初めて創設しました。今や23名の専任教員と10名以上の新進気鋭の若手助教を擁する国内最高水準のDS教育研究拠点を形成しています。

 この間、100社以上の企業や政府・自治体の皆様など幅広い層のご協力とご支援を得ながら、精緻な理論に基づき、より実践的な教育・研究を進め、我が国のデータサイエンス人材の高度化やその社会実装のための共同研究など連携を深めてまいりました。

 こうした連携を進展させる中、産業界など社会からの極めて旺盛なDS人材高度化ニーズを痛感し、DS学部完成を待たず2年前倒して、本年4月には大学院データサイエンス研究科修士課程を創設しました。この修士課程は、棟梁レベルに近い高次のデータサイエンティストの育成を図るもので、現在様々な企業や政府・自治体から優秀な職員・技術者の派遣を受け入れ、オープンインベーションの場としても期待される成果をあげつつあります。

 私たちはさらに一歩踏み出します。滋賀大学は、ビッグ・データ、AI、ロボット、IoTを核としたSociety5.0(超スマート社会)を目指す我が国にとって不可欠なより高度の人材の育成に乗り出し、大学院データサイエンス研究科の博士課程をも一年前倒して設置します。これにより世界的に活躍できる高度なデータサイエンス人材、すなわち、業界を代表しリードするトップタレントのデータサイエンティスト(大学等の高度な研究者を含む。)を養成することにいたしました。

 滋賀大学は、わが国のビッグ・データ時代を牽引するべくDIVE INTO THE FUTUREの意気込みで、統計数理学とコンピュータサイエンスを駆使し、現実社会の動きの中から新たな価値の発見・創造を実現する優れたデータサイエンティストの本格的な育成に取り組んでいます。

 私たちは、データサイエンスの教育研究及び企業等との連携を通じ、夢のある、活力に満ちた日本と世界の実現に貢献してまいります。皆様のご理解とご支援をよろしくお願い申し上げます。

 

 令和元(2019)年9月11日

国立大学法人滋賀大学長 位田 隆一

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