1月25日滋賀大学総合研究棟〈士魂商才館〉にて、経済学部の岡本ゼミ・陳ゼミ・竹中ゼミは、浜ちりめんの製造企業3社と産学連携の研究発表会を開催しました。
浜ちりめんは、長浜市で生産される高級絹織物で、滋賀県の地場産業の一つです。今年度、浜ちりめんを代表する3社(有限会社𠮷正織物工場、南久ちりめん株式会社、株式会社タケツネ)と3つのゼミは浜ちりめんや輪奈ビロードの調査研究に取り組みました。
今回の研究発表会は、各ゼミで取り組んだ以下のテーマについて、新型コロナウイルス感染再拡大下、彦根キャンパスから先の3社に加えて、近畿経済産業局、滋賀県、長浜市、滋賀県中小企業団体中央会、長浜商工会議所など関係先にもオンライン配信しました。
冒頭、須江雅彦理事・副学長から挨拶があり、続いて学生から、浜ちりめんの支払許容額の分析結果、新規商品の企画、バーチャル工場見学や博物館を利用した認知度向上策などの報告・提案がなされました。
その後の質疑応答では、浜ちりめんの認知度向上の方策、新商品やファクトリー・ブランドの事業性、浜縮緬工業協同組合の役割などについて意見交換がなされ、有意義な成果発表の機会となりました。
閉会挨拶では浜縮緬工業協同組合理事長の吉田和生様から、今回の研究発表に対する感想と今後の希望について述べられ、閉会しました。