第7回自治体経営塾 開催報告

 11月26日(金)に「第7回滋賀大学自治体経営塾」(於:彦根キャンパス 士魂商才館)を開催しました。

 今回は、「内部統制、監査制度と行政経営改革-事務の適正化と業務水準の向上を目指して-」をテーマに、外部講師の横田慎一公認会計士より講義がありました。その後、受講者からの質疑応答を行いました。
 横田講師からは、「過去の不祥事の例と内部統制の目的」「自治体監査と内部統制」「内部統制の基本」「内部統制による業務水準の向上を目指して」「地方自治法改正と内部統制制度」等について解説がありました。
 受講生からは、「内部統制は、難しいものと思っていたが、日々の業務に対する疑問と議論の積み重ねだと分かった」「不正は、『動機』、『機会』、『自己正当化』の3つの要素が揃って発生するということを学び、自分の身にも起こりえることだと思った。」等の意見がありました。
 最後に講師から、「内部統制は、行政職員が、不祥事から身を守るためのものでもある」「内部統制は、事務の適正化だけではなく、業務水準の向上すなわち行政経営改革と通底している」等のコメントがありました。

 当塾は、12月24日(金)に「EBPM・経済波及効果分析の基礎」をテーマに第8回を開催する予定です。

滋賀大学 横山 幸司 教授
公認会計士 横田 慎一 氏
質疑応答の様子
全体の様子