産学公連携推進機構は「ONIGIRI PROJECT 2021」として、滋賀大学生が10月から12月まで毎月1回、「音楽」、「日本の食」、「日本の文化」(予定)をテーマに、ポーランドのインクルーシブ教育校であるノビ・ソンチ第3初等教育学校の生徒に授業を行っています。
これらの授業では、日本とポーランドの国際交流と共に、子ども達が「面白い」「もっと知りたい」という気持ちを持つ授業を実施することで、より高い教育を受けたいというきっかけ作りを目指しています。
その第1回授業を、10月15日(金)大津サテライトプラザとノビ・ソンチ第3初等教育学校の2年生の教室をオンラインで結んで開催しました。
15時20分~16時05分(ポーランド時間8時20分~)2年生Cクラス
16時10分~16時55分(ポーランド時間9時10分~)2年生Dクラス
今回はONIGIRI PROJECTのメンバーである教育学研究科 伊藤寛子さん、教育学部 西川歩花さん、経済学部 Yip Chung Mingさん、データサイエンス学部 加藤敦詞さんが担当し、オンライン授業用に開発した段ボールの弦楽器の組立を教え、さらにその弦楽器を使い、弦の長さで音階が変わることを教えました。また、ヤギェロン大学大学院生のオラさんが通訳を行い、日本とポーランドを繋いでくれました。
2クラスの生徒約40人は段ボールの弦楽器を、西川さんの指導と先生方からの助けにより完成し、最後に西川さんが「きらきら星」を演奏して、生徒たちは真似して楽しそうに弾いていました。
この授業を参観していた位田学長から「みなさんありがとう。またこのような機会ができるとうれしいです。」と述べられ、同校を代表してアンナ先生から「とても楽しかったです。機会があればポーランドの習慣について映像を作ってみなさんに送りたいと思います」と話され、最後に生徒達が合唱して授業は終了しました。
次回11月の授業は別のクラスに「日本の食」について授業をする予定です。
★ノビ・ソンチ第3初等教育学校のホームページにも掲載されています