3月8日(火)、滋賀大学グローバルセミナー第17回「与えられる人から(少しだけ)与える人へ」をオンラインで開催しました。

 今回は、2回生後期から交換留学生としてオランダ・ゾイド大学で学び、国際交流アソシエイト代表としてこのグローバルセミナーの企画運営に携わってきた経済学部4回生(当時)の卜部眞風さんにお話いただきました。卜部さんからは留学に至るまでの経緯や留学先での経験、これまでの活動を通して考えてきたこと、国際交流をする上で大切になるマインドセットなどについてお話を伺いました。

 まず、卜部さんがどのようにして国際に興味を持つようになったかについてお話を伺いました。中学生の頃、所属する部活の顧問の先生がJICAの青年海外協力隊に参加していたことから途上国支援について興味を持ったことや、高校入学前にJICA事務所を訪れたこと、高校生のころの英語力に対する挫折、大学入学後、もう一度JICA事務所を訪れ、ただ支援をするのではなく、その手段が大切だと気づいたことなどをお話しいただきました。お話の中で印象的だったのが、卜部さんは興味を持ったことに対して自ら行動しているという点です。それは質疑応答の際に卜部さんが指摘した、「日本人がグローバルな環境で活躍するために必要なことは、自分一人でも行動することだ」という言葉にも表れており、興味を持ったことに対して恐れることなく主体的に行動することの重要性を気づかせてくれました。

 次に、オランダでの留学についてのお話を伺いました。留学中は大学で授業を受けるだけでなく、ストリートカルチャーを通して地域のコミュニティを活性化させることをテーマに活動しているNPOに所属していたそうです。そこで出会った他国の留学生がもっている、「自分の国について知ってほしいという思い」に感化されたという経験をお話いただきました。この話の中でも、留学という自分が少数派になる環境にも関わらず、自らコミュニティに飛び込んでいく行動力の重要性、そこで出会った人に対し、真摯に接して理解しようとすることが国際交流において大切であるということを学ばせていただきました。

 そんな卜部さんの言葉からは、常に他者への気遣いが感じられ、参加した学生からの「大勢の前で話しをする際に大切なことは何か」という質問に対しては、聞き手が何を求めているかを考えることだと答えられていました。また、相手について知りたい、相手のことを理解しようという姿勢を常に持たれてきたということをお話から感じました。卜部さんのお話から、グローバルな環境で活躍するために最も大切なことは、他者が自分に対してどういった態度であろうがその人を理解しようと努め、相手が自分に何を期待しているのかを考えて行動することだと思いました。

(国際交流アソシエイト 楠本 涼瑛)

卜部さんの発表
多くの参加者があった

~滋賀大学グローバルセミナー~

 このセミナーでは、国際に関係した様々なトピックに関して学生同士が自由に話し合ったり、ゲストとの交流を通して学生自身の世界を拡げるきっかけを作りたいと考えています。扱うトピックは、異文化、留学、外国語、地球規模の話題(気候変動、Covid-19、政情不安、ヘイトクライム、国際情報リテラシーなど)など、国際に少しでも関することです。トピックやゲストスピーカーの希望があれば、ぜひメールを国際交流課までお寄せください。

【お問い合わせ先】
 国際交流課
 E-mail:kokusai[at]biwako.shiga-u.ac.jp(※ [at] を@に変更してください)

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