データを活用した「次世代のお弁当」アイデアコンテストで学生が優勝・アンバサダー賞を受賞(WiDS HIROSHIMAアイデアソン)
1月29日に開催された「WiDS HIROSHIMAアイデアソン(※)」で本学の学生が「大学生の部」で優勝、さらにアンバサダー賞を勝ち取りました。
WiDS(Women in Data Science)とは、性別に関係なく次世代のデータサイエンティストを育て、活躍のフィールドを創ることを目的とした米国スタンフォード大学発の世界的な活動であり、「WiDS HIROSHIMA」では、次世代を担う女性のデータサイエンティスト達の活躍を促進しています。
今回開催された「WiDS HIROSHIMA アイデアソン」では「次世代のお弁当」をテーマに、食とデータを活用したアイデアを全国から募集し、ファイナリストたちによるプレゼンテーションで審査されました。
参加したメンバーの一人、データサイエンス学部4年の丸石伶旺さんは広島県出身で、地元愛の強い彼の呼びかけで今回のメンバーが集まりました。丸石さんとデータサイエンス学部4年の幸田遥花さん、北村春菜さん、経済学部4年の卜部眞風さん、この4名がチームを組んでこのアイデアソンに出場し、「繋ぐお弁当」と「霧の海弁当」を提案。「繋ぐお弁当」は大学生の部で優勝、「霧の海弁当」はアンバサダー賞を受賞しました。
※アイデアソン・・・アイデアとマラソンを組み合わせた造語。主にIT分野で使われる、新しいアイデアを創出するための取り組みやイベントのこと。
「繋ぐお弁当」のアイデア内容
「繋ぐお弁当」では、人々の社会的な繋がりによる幸福度の上昇を目的として、弁当の作り手同士の繋がりを育む「シェアキッチン」と、弁当をデータとして蓄積し価値提供を行う「オンラインプラットフォーム」を提案。このアイデアは、お弁当のデータ化による栄養バランスの可視化やレシピレコメンデーションで弁当作りの習慣化を支援し、弁当作りを通して人と人の繋がりを創り出すことに貢献し、人々の幸福度上昇に貢献しようというものです。
「霧の海弁当」のアイデア内容
「霧の海弁当」では、広島県三次市の地域経済活性化に向けて、地域経済分析システム(RESAS)や地域経済学の理論を用いて三次市の産業間の繋がりを分析。その結果をもとに、三次市の宿泊・飲食サービス業の後方連関効果(※)を活かした弁当のアイデアに、同地域の観光資源である「霧の海」を加えたアイデアを作成しました。エシカル消費や人権に配慮した消費が広がる中で、地域経済の循環に貢献する消費という選択肢を提案しました。
※後方連関効果・・・川下産業で生産が増加することで、川上産業の需要が増加する効果のこと。(例:パンの生産が盛んになることで原料の小麦粉の生産も盛んになった)
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