9月22日(水)、滋賀大学グローバルセミナー第11回「海外失敗談(と社会心理学の話)」をオンラインで開催しました。

 今回は、本学経済学部教授の竹村幸祐先生にお話いただきました。竹村先生は社会心理学を研究されており、人間の心理・行動についての比較文化研究を専門とされ、海外経験談と文化差の背景にある心理学的な要因についてお話されました。

 海外経験談では、自身の失敗経験と共に海外で感じた文化差のエピソードなどが紹介されました。竹村先生は学部生時代に旅行したギリシャで、オスマントルコからの独立を記念し大量の戦車や軍隊が行進するパレードを見られたそうです。日本では国家独立と武力が強く結びつけられていませんが、世界の国々では独立とは支配からの解放であることを意味し、軍事力とは切り離せないことを表していると実感されたそうです。

 他にも、竹村先生の研究分野である社会心理学の観点から「関係流動性」という概念を用いて、文化差の背景についての説明がありました。欧米は日本を含む東アジアと比較して「関係流動性」が高い、つまり「対人関係や集団選択の自由度」が大きいと言えます。自由度が高い分、関係性を築くことが比較的難しくなります。その結果ユニークさを追求することが他者と関係性を築くうえで重要になります。参加した学生たちは先生の経験談を聴き、異文化理解を実践するための新たな視点を得ることができたと思います。

オンラインの参加者
ギリシャでの独立記念パレードの写真を説明している

~滋賀大学グローバルセミナー~

 このセミナーでは、国際に関係した様々なトピックに関して学生同士が自由に話し合ったり、ゲストとの交流を通して学生自身の世界を拡げるきっかけを作りたいと考えています。扱うトピックは、異文化、留学、外国語、地球規模の話題(気候変動、Covid-19、政情不安、ヘイトクライム、国際情報リテラシーなど)など、国際に少しでも関することです。トピックやゲストスピーカーの希望があれば、ぜひメールを国際交流課までお寄せください。

【お問い合わせ先】
 国際交流課
 E-mail:kokusai[at]biwako.shiga-u.ac.jp(※ [at] を@に変更してください)

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