陶芸家・神山清子さんと語る「私と陶芸」セミナー開催報告
1月26日(日)ウイングス京都において、信楽の女性陶芸家・神山清子(こうやまきよこ)さんをお迎えしてセミナーを開催しました。
神山さんは、NHK朝ドラ「スカーレット」の主人公・川原喜美子のモデルの一人で、女性陶芸家の草分けであり、ご子息が白血病になられたことで骨髄バンクの設立にも関わられた方で、映画や本でも紹介されています。
セミナーは、位田隆一学長の挨拶から始まり、第1部は経済学部2回生の張文叡さんによる神山さんの紹介・信楽焼などの説明、経済学部の弘中史子教授から神山さんへのインタビューで進められました。第2部は、張さんと京都市立銅駝美術工芸高校の2年生飯田美羽さんの若い2人からのインタビューと会場からの質問に、非常に気さくに答えていただき、参加者の皆さまも楽しまれている様子でした。
神山さんからは「真似されるから、真似できないものを造る」というお話があり、色々な土から粘土を造り、失敗を繰り返す中で、窯の温度や薪の種類まで詳細なデータを取っていたからこそ、古信楽を再現した「自然釉」の作品が生まれたとのことでした。また、中東など海外へ数十回、陶器の調査に行かれていて、こうした陶芸への探究心は科学者の様でした。
160名ほどの参加者の30%は男性で、共に女性の活躍を考えるセミナーになりました。

挨拶をする位田学長

インタビューに答える神山清子さん(左)

セミナーの様子
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