調印式

 滋賀大学の〝夢〟― 出版会創設が実現しました! 多くの小規模大学出版会が経営難に陥るなか、本学は、〝おうみ〟ブランドにあやかり、メード・イン・オウミの学術を、地域の他大学や出版社と協力して世に問おうと、〝連携出版方式〟を工夫。そして2015年暮れ、滋賀県立大学・サンライズ出版とともに、学術出版事業推進協定を締結、おうみ学術出版会を発足させました。写真は滋賀大学本部での協定書調印式の様子です。

 学術出版とは、「次世代の学術発展を支えうる出版」です。具体的には、少なくとも次の条件を充たしていないといけません。1)分野を越えて読まれうる文体で書かれ、2)立論の根拠が明らかにされ、3)索引と文献リストを備えていること。

 出版会組織は、経営をになう運営会議と、本作りを進める編集会議で構成されます。とくに編集会議の成否は、協定3者からの担当者たちの〝熱い協働〟にかかっています。専門家だけのための出版とは異なります。若い才能の開花も支援します。

 なお、準備過程では、京都大学学術出版会を始め、多くの大学出版会のご協力を得ました。また、大手出版社のベテラン編集者たちのお知恵も借りました。

ロゴ

 ロゴには、渡来文化豊かな地らしく漢字を使おうと、「淡海」(アフミ、オウミ)の「淡」字を選びました。約3千年前の青銅器の銘文の中でも、古体をとどめる「水」「炎」の2字を、泉屋博古館の小南一郎館長に選定、集字していただきました。

 創刊冊は、2016年2月に出ます。書名は『江戸時代近江の商いと暮らし ― 湖国の歴史資料を読む』。本学経済学部附属史料館の共同研究の成果です。

 これから先、おうみ学術出版会が意識する、ゆかりの文人はさまざまでしょう。でも、小野妹子どの、紫式部さま、藤樹先生、芭蕉翁、直弼公などは、忘れがたいお名前ではないでしょうか!