彦根城築城400年祭《談話室》「それぞれの彦根物語」第37回が開催されました

渡辺弘俊さん
「それぞれの彦根物語」第37回が、7月28日(土)、ひこね街の駅「寺子屋力石」(滋賀大学街なか研究室)にて開催されました。
『彦根物語37』は、「アフガン難民を支える会(総括責任者督永忠子さん・彦根市出身)」の渡辺弘俊さんが「アフガンでのNGO活動」というテーマでお話されました。
渡辺さんは「NGOアフガン難民を支える会」で活動されています。今回の談話室では、2003年と2005年の支援活動について、100枚ほどの映像を示しながらお話されました。
アフガニスタン首都カブールは、廃墟と化した町並みがそのまま残っています。しかしその街で、人々は店を開き往来激しく、たくましく生活をしています。


カブールの街の風景
渡辺さんたちの支援活動は
1.自立支援 ○カーペット政策支援 ○縫製教室 ○識字教室
2.巡回医療 ○タイラシャック村、カブール市内再困窮地域、バダクシャン地方
3.緑化プロジェクト ○カレーズ(灌漑用水路) ○果樹中心の植林・八升豆とジャガイモの栽培
4.小学校建設
5.ソーラークッカーの普及・・・太陽熱利用で煮炊きができるように
等です。

八升豆の栽培支援

会場の様子
渡辺さんは、「支援物資、支援金を渡すことではなく、自立を促す活動を継続することこそが、アフガニスタンの復興のための支援です。しかし日々難しい問題に直面し考えさせられています。」と、談話の中で体験を思い起こしながら参加者の問いかけに応えられていました。
参加者は、想像以上の映像や体験談に報道では伝わってこない支援の現状を知り、あらためて支援の難しさを感じました。