里山文化が残っています

(公社)びわこビジターズビューロー

 山に囲まれた滋賀では、自然と人が共生する里山文化が受け継がれています。農村を保全するため、集落が協力し合う農業に早くから取り組み、集落営農組織※1が851組と全国2位(平成24年集楽営農実態調査[確報]/農林水産省)。平成18年には、近江八幡市にある白王町集落営農組合がその「水郷を活かした農の里づくり」で評価され、農林水産大臣賞を受賞しています。

 また、滋賀各地で里山を象徴する棚田が見られ、その代表格といえるのが高島市の「畑の棚田」です。山の中腹から谷底へと約360枚の小さな田が階段状に広がる風景は、滋賀で唯一「日本棚田百選」に選定されています。現在、この棚田を守る集落農家の戸数は40戸未満で、その担い手のほとんどが高齢者。平成12年には後継者不足を解消しようと「畑の棚田を守ろう会」が発足し、ボランティアたちも協力しながら棚田を未来へ引き継ぐ活動が行われています。

※1 集落を単位として農業生産過程における一部または全部についての共同化、統一化に図る合意のもとに実施される営農。