滋賀県は、日本に8つしかない海なし県の一つ。その形は琵琶湖を中心に南北へのびる楕円形で、同じ滋賀でも湖北と湖南では気候・風土が大きく異なります。東海・北陸に近い湖北は冬の積雪量が多い日本海側気候。一方、京都・大阪に近い湖南は太平洋側気候です。そのため、湖北地方の民家では雪国特有の56判瓦や雪止め瓦がよく見られます。また、購読する新聞を見ても、湖北では名古屋に本社を置く中日新聞、湖南では京都新聞が多く読まれているという違いがあります。

 京都に隣接した滋賀県では方言においてもその影響を受けています。京都に近い湖南の言葉は京都弁に近く、北部に行くにつれて関西色が薄くなります。京都から最も離れた湖北の言葉は関西より岐阜、愛知、福井の方言と似ており、イントネーションや語彙が県の他地域と異なります。他にも祭りや食文化などでも、北と南で、湖畔地域と山間部で違いが見られる滋賀県。同じ滋賀大学でも、経済学部がある彦根市と教育学部がある大津市とでは風土が異なり、学部を超えた友人を作ることでカルチャーショックを楽しめるかもしれません。