(1)「環境学習支援士」とは

 「環境学習支援士」は、単に環境問題に関する専門的な知識を有する人材ではなく、学校や地域にあって、自ら先頭に立ち、適切な指導・助言を行いながら、環境問題の解決に取り組むことができるリーダーです。

(2)「環境学習支援士」養成プログラムの特色

 「環境創造県」滋賀のみならず全国的に、学校や地域において環境問題の解決に取り組むリーダーの養成が重要な課題となっています。こうしたリーダー養成のためには、体系的組織的な学習機会の整備が不可欠です。

 滋賀大学はこれまで、学生に対する環境教育の充実(環境教育課程、環境教育専修の設置、環境教育関連科目の充実)をはかるとともに、滋賀県教育委員会などと共同で開発した「淡海生涯カレッジ」の開設、社会人の入学枠の確保、環境教育関連の授業をはじめとする正規の授業の社会人への開放等、社会人のための学習機会の整備をはかってきました。

 こうした実績を踏まえ、滋賀大学では、実践力豊かな環境教育・環境学習のリーダー(「環境学習支援士」)を養成するための、新たな学習プログラムを開発しました。

 このプログラムの特色は以下の4点にまとめられます。

  1. 大学と地域の教育機関の連携による体系的な学習システムである。
     大学と地域の教育機関(琵琶湖博物館・滋賀県教育委員会など)とが連携した学習システムであり、大学だけでは難しい多面的な学習が可能になります。
  2. 「環境学習支援士」という資格を授与する。
     本プログラムの修了者には、厳格な審査を経た後に、滋賀大学より「環境学習支援士」という資格が授与されます。大学と地域が持つ多様な資源を活用して養成された有能な人材「環境学習支援士」は、学校や地域社会の環境教育・学習の進展に貢献することができます。
  3. 学生と社会人・現職教員とが共に学習するプログラムである。
     多様な生活経験・環境保全活動の体験をもつ社会人・現職教員との共同学習を通して、環境教育に関する実践的な能力を獲得することができます。
  4. 社会人・現職教員が参加しやすい、短期集中型学習プログラムである。
     短期間に、環境問題・教育問題に関する体系的な学習機会を提供することによって、社会人が大学で学ぶことに新たな意義を与えます。