11月13日(土)、教育学部において、県内の高校生を対象とした連続講座「滋賀大学教育学部で何を学ぶか」第3回目の講座が開催されました。

 本連続講座は、8月から12月まで10月を除いて月一回のペースで4回にわたって開催するもので、今回は、杉江淑子(すぎえ よしこ)先生(国際理解教育/音楽教育・音楽科教育学)が「若者の音楽文化と異文化受容」をテーマに話されました。

 今年度の「滋賀大学教育学部で何を学ぶか」では、第1回から第3回まで社会学的な面から、教育に関わる事象をとりあげており、第1回の子どもとことば、第2回のジェンダーとアニメに続きこの第3回では、世代と音楽についてとりあげました。
日本での西洋音楽の受容がどのようになされたかを第二次世界大戦前から見通したうえで、戦後の歌声喫茶で歌われたロシア民謡などとロカビリーを聴き比べ、それぞれの背景にソ連、アメリカの文化が関わっており、当時の世界情勢が関わっていることを知りました。そして、その後名曲喫茶、ジャズ喫茶などへと受容の形態が変わっていき、西洋文化への「構え」がだんだん無くなってきたことを学びました。そして今はそれがカラオケで普通に曲を歌い、I-podなどで100曲以上の曲を常に携帯している状況となって、「構え」が全く無くなっています。
また、後半では軽音楽部の学生たちが学園祭に向けて、曲を修得していく状況をビデオで見ながら、楽譜をよみながら曲を修得していった時代から、音を聴いてそのまま楽器でコピーして演奏していく耳コピの時代に変わって行ったことを学びました。

 次回は、12月11日(土)に今までの3回とは異なる理科系の分野から磯西和夫先生(技術教育/金属材料学)による「新しい材料を作る」を開催します。
(教育学部)

世代による音楽の違いをグラフで説明する杉江先生

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高校生に音楽の聴き方をインタビューする杉江先生

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