教員研修モデルカリキュラム開発プログラム「大学と教育委員会の連携による研修カリキュラム開発事業」に、本学教育学部のプログラムが採択されました。

 「大学と教育委員会の連携による研修カリキュラム開発事業」とは、(独)教員研修センターが実施する、大学と教育委員会が連携して研修カリキュラムを開発(企画、実施、評価)し、その成果を参考例として全国の教育委員会に提示し、教員研修の一層の充実・強化を図ることを目的とする事業です。

パンフ

プロジェクト名

 幼・小・中学校における睡眠教育研修モデルカリキュラムの開発

申請機関

 滋賀大学

連携機関

 大津市教育委員会
 高島市教育委員会

プロジェクトの背景・目的

 睡眠不足あるいは生活リズムの乱れは、集中力、記憶力、学習能力に関わるとともに、感情のコントロール機能に障害をきたすといわれている。また、不眠症などの睡眠障害が不登校や引きこもりの要因として認識されるようになり、子どもの健康増進のためには睡眠の質・量の確保や生活リズムの適正化が重要な課題となっている。しかし、学校教育においては睡眠に関する科学的知見はほとんど扱われていない状況である。
 本事業では、2市の教育委員会と連携して睡眠の科学的な知見を研修するとともに、保育所・幼稚園、小学校、中学校の各発達段階に即した睡眠学習プログラムと教材を開発し、睡眠教育の実践に役立つ資料の提示とその研修カリキュラムを構築することを目的とする。

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プロジェクトの概要・特徴

  • 保育所・幼稚園、小学校、中学校における教育課題の解決の糸口を生活習慣の改善を基軸とした睡眠教育に求め、その研修モデルカリキュラムを開発する。
  • 子どもたちの睡眠の実態と課題をふまえ、指導者が睡眠の科学的知見に基づいた教育内容を習得する研修を実施する。
  • 保育所・幼稚園、小学校低・中・高学年および中学生を対象とした系統的な睡眠学習プログラム(指導案)とその学習教材を開発する。
  • 開発したプログラムと学習教材に基づいた授業(保育)を行い、効果の検証を行う。

期待される開発成果

  • 教員が睡眠の科学的知識を習得することで、従来の「早寝・早起きをすれば健康になる」という教条的な保健学習や保健指導から、「睡眠のはたらき」や「睡眠の役割」についての科学的な知見に立脚した実践へと教員の指導力向上が期待できる。
  • 睡眠学習プログラムとその学習教材の開発と提供によって、全国の学校園で科学的な睡眠教育を実践できる環境が整えられる。
  • 幼児、児童、生徒の基本的な生活習慣の確立が睡眠教育によって実現し、学力の向上や規律正しい生活の実践など、子どもの健全育成に資することができる。

実施担当代表者

辻 延浩 教授(教育学部 保健体育講座)