8月15日・16日にチェンマイ大学理学部と共同で環境教育フォーラムを開催しました。滋賀大学教育研究プロジェクトセンター「チェンマイ大学との共同研究−タイ北部における水環境学習−」の事業として企画したもので、チェンマイ・チェンライ・メーホンソン県で環境活動を活発に行なっている7高校の生徒50名を招聘しました。本学からは秋山副学長、川嶋教育学部教授、岸本教育学部教授の3名が参加されました。
 1日目は、チェンマイ大学理学部長、秋山副学長の開会の挨拶、川嶋教授とチチョン助教授(チェンマイ大学)の講演に続いて、学校ごとに生徒による学習成果の発表、グループに分かれての環境教育の推進に関する提案が行なわれました。2004年以来環境学習のサポートをしてきた高校も新たに加わった高校も、それぞれに日頃活発に行なっている環境保全活動を発表し、水環境の改善策について積極的に発言し、タイの環境教育の進展に大きな意義がありました。これは滋賀大学とチェンマイ大学が科研費やプロジェクトセンターとして取り組んできた成果として大いに評価できるでしょう。
 16日には、今年度から新たに取り組みを始めた「自転車エアレーター」の設置場所(チェンマイモート(城壁に沿った堀))を参加者全員で視察しました。「自転車エアレーター」とは、レジナ・チェリー高校の生徒が、定期的にモニタリングを続けている中で発想したモートの水質浄化作戦です。自転車のペダルをこぐとモートから水を吸い込み、吸い込んだ水をスプリンクラーでモートに散布するという装置で、モート岸に5台設置することになっています。モートに散歩やジョギングで訪れる人に自発的に自転車をこいでもらい、そのパワーで水質浄化を図る計画です。参加型の水質浄化装置として大いに効果が期待できます。
 その後、汚濁の著しいメカ運河水がピン川に合流する地点、いわゆる「カワシマポイント」を全員で視察し、改めて水質改善の必要性を感じ、これからも皆で力を合わせて環境保全・改善活動に取り組んでいこうと決意を新たにしました。

グループに分かれての検討

グループに分かれての検討

自転車エアレーターを考案した生徒と記念撮影

自転車エアレーターを考案した生徒と記念撮影

全員で「カワシマポイント」を視察

全員で「カワシマポイント」を視察

フォーラムを終了後の記念撮影

フォーラムを終了後の記念撮影