平成21年3月25日(水)、台湾の国立高雄海洋科技大学(National Kaohsiung Marine University)の周照仁学長、葉栄華副学長、于恵蓉副教授の3名が本学を訪問され、滋賀大学との学術交流協定の調印が行なわれました。
 同大学は、台湾第二の都市である高雄にあり、その校名のように船舶、造船、航運、水産、漁業など、海洋に関係する科学技術の専門家を養成することを目的とする大学で、学部に相当するものとしては、海事学院、管理学院、水圏学院、海洋工程学院などがあり、管理学院の下に航運管理系、資訊管理系、運籌管理系、海洋休間管理系(系は日本の大学の学科に相当)が置かれています。中国語での管理とは、企業経営や情報管理などに通ずる広い意味をもち、実際のカリキュラムでも経済学や経営学、会計学、統計学などが含まれています。
 この大学は、昨年7月、成瀬学長、秋山副学長、小西経済学部長等が訪れた大学のひとつで、特にそのときの台湾訪問の全日程の世話をしていただいた大学で、今回のメンバーでもある于恵蓉副教授が全程にわたって随行されました。
 当初は、滋賀大学とどのような交流が可能か、明確な見通しを持って訪問したわけではありませんでしたが、実際訪問して大学の教育研究内容について説明を受け、校内も見学させていただいて、本学の経済学部とは教育研究上で十分交流することができるという確信をもって帰ってきました。
 帰国後、交流について重ねて協議を行い、それに基づいて、2月の教育研究評議会でも審議了承されたので、今回、周学長の来日にあわせて交流協定の調印を行なったものです。
 周学長は高雄訪問のときにすでにお目にかかっており、また日本の東京大学に留学して学位をとり、日本語も不自由なくお話になることから、成瀬学長との話もはずみ、和やかな雰囲気の中で調印が行なわれました。
 調印に際しては、今回の台湾との大学交流のきっかけを作っていただいた大阪にある台北経済文化弁事処の林世英課長もお出でになり、今回の協定成立を大変よろこんでおられました。また本学大学院博士後期課程に在学中(この3月に学位取得の上修了)の廖美華さんにも同席していただきました。
 今後、学生・教職員間の交流をどのようにすすめるかを具体的に決めていくことになりますが、台湾はアジアのなかでも経済的に発展しており、高等教育についても高い水準を維持しているといわれます。以前は、滋賀大にも台湾からの留学生が多数いたとのことですが、現在は上記の廖さんただ一人です。今後、滋賀大と台湾との交流を発展させていく上で、今回の交流協定締結がよいきっかけになることを願っています。

調印後握手を交わす成瀬学長(左)と周学長

調印後握手を交わす成瀬学長(左)と周学長

調印式の出席者ら

調印式の出席者ら