「それぞれの彦根物語」第28回が、2月3日(土)、ひこね街の駅にて開催されました。
 『彦根物語28』は、彦根自然観察の会会長の村長昭義さんが、「彦根市で大切にしたい自然」というテーマでお話されました。
 彦根の「大切な自然」のなかでも、今回は「生物多様性としての視点」から、湖岸、河川、田んぼ、孤立山塊、山地等の自然について、写真を用いて、紹介されました。
 たとえば、
◆琵琶湖岸の砂浜がやせ細ってきているため(浜欠け)、海浜植物である『ハマエンドウ』は、彦根市、滋賀県ともに『絶滅危惧種』となっている。
◆「新海浜」は帰化植物のメッカであり、戦後やせた土地に肥料として「ロックス」(羊毛についたごみや糞、脂肪の総称)が砂地のやせた畑地に導入され、この羊毛に付着していた外来雑草の種子が発芽し繁殖し、珍しい帰化植物が生育していて「歴史の生き証人」である。
◆水田を放棄した後、水を溜めておいたら『カキツバタ』の群落になった。・・・等々

 初めて目にする耳にする彦根の自然も多く、紹介されたその美しさに感動し、また絶滅の危機に瀕していることに驚き、あらためて周りの自然を見渡してみる機会とな りました。最後に、村長さんは「この彦根自然観察の会が、多くの子どもたちの『感動』を体験する場になれば。」と結ばれました。

村長昭義さん
会場の様子
ハマエンドウ
カキツバタ群落