「それぞれの彦根物語」第24回が、12月16日(土)、ひこね街の駅にて開催されました。

 『彦根物語24』では、画家、島戸繁さんのご子息の島戸陽(あきら)さんが、「洋画家 父・島戸繁と彦根」というテーマでお話されました。

 洋画家島戸繁さんは、1902年(明治35年)にお生まれになり、1998年に生涯をとじられました。

 まさに激動の20世紀を全うされた方です。
 陽さんは昭和6年に湖西の今津でお生まれになり、ご一家で昭和8年から彦根に居住されました。
 父、繁さんは県立彦根高等女学校教諭、官立彦根工業専門学校助教授、滋賀県立短期大学教授として美術を教えるかたわら、彦根城、玄宮園、松原内湖、港湾等、彦根の風景を愛し、多くの絵画を残されました。日展での特選、入賞等多く受賞されています。多くのお弟子さんも育成されました。
 また、滋賀県、彦根の美術活動にも奔走されました。アルフレッド・パーソンズについても研究されており、前回の談話室ではとても貴重な資料となりました。
 陽さんは、彦根という街が、もっともっと美術活動、芸術活動に熱心になること、そしてその発展を心から願われてました。
 現在、滋賀県立近代美術館、旧伊自良村立美術館(岐阜県)、また彦根の街なかでも、島戸繁さんの作品を鑑賞することができます。繁さん出演のビデオ鑑賞や、繁さんの描かれた絵画を実際手にとって鑑賞したり、参加者は洋画家島戸繁さんの世界にひたりました。

島戸陽さん
島戸繁さんと陽さんと絵画
島戸繁「真昼の漁港」(日展特選)
島戸繁(彦根城と玄宮園)