「それぞれの彦根物語」第23回が、12月9日(土)、ひこね街の駅にて開催されました。
 『彦根物語23』では、滋賀大学教育学部教授、英国ヴィクトリア朝美術史の谷田博幸さんが、「画家パーソンズが日本に見たもの」というテーマでお話されました。

 前回、江竜さんが「NOTES IN JAPAN」(日本印象記)に基づき、明治25年に来日、滞在したときのパーソンズが描いた彦根について発表されました。前回のお話をベースとして、今回は画家パーソンズの生立ちから画家としてのあゆみ、少しプライベートな部分も交えて、谷田先生が詳しくお話され、パーソンズの人となりがより深く理解できました。
 谷田先生は細かにその時代背景に照らし合わせてパーソンズを語られ、パーソンズが来日した頃の世界、イギリス、日本、彦根がとても明らかな形で参加者に伝わり、参加者からは次々に疑問が生まれ、またその疑問にに対する予測が生まれ、話が尽きないようすでした。
 時間が経過し、パーソンズに関わる資料も少しずつ失われており、NPOでは出来るだけ早く掘り起こす作業をしなければと今後も続けて研究していくことになりました。今回のパーソンズにまつわる彦根物語のように、まだまだ彦根には多くの物語が眠っているにちがいありません。

会場の様子
〈パーソンズ〉天寧寺の石仏たち