江竜美子さん

 「それぞれの彦根物語」第22回が、12月2日(土)、ひこね街の駅にて開催されました。

 『彦根物語22』では、NPO法人彦根景観フォーラム会員の江竜美子さんが、「100年前に描かれた彦根 −イギリス人水彩画家アルフレッド・パーソンズのまなざしー」というテーマでお話されました。

−この「彦根物語22」が生まれたキッカケ−

 5月の彦根物語2「私の好きな彦根のスポット」金子孝吉先生の談話室で、参加者から『100年前に彦根を訪れ彦根を描いたパーソンズという画家を知っていますか』というお話があり、NPO法人彦根景観フォーラムではイギリス人水彩画家アルフレッド・パーソンズについて調査していくことになりました。まもなくパーソンズ著『The Notes in Japan』(日本印象記)を入手できました。

The otes in Japan

The otes in Japan

談話室の様子

 江竜さんは絵を描かれます。100年前の彦根の風景はどんなだろう、どんな水彩画を残しているのだろう、という想いから、『The Notes in Japan』やパーソンズにまつわる資料を調べ、今回話題提供することになりました。

 パーソンズは1892年(明治25年)に日本長崎へ来航。各地を旅し、5月彦根へ。1ヶ月ほど楽々亭、天寧寺に寄寓し、彦根の風景を描きました。その後また日本各地を巡り、10月に1ヶ月ほど彦根に滞在します。お世話してくれた人々と親交を結び、彦根を気に入ったようでした。その5年後に『The Notes in Japan』を出版しています。
 江竜さんは、彦根で描かれた絵をもとに実際その場所へ赴き、現在の様子と比較して、映像で説明しました。100年前と全く変わらない構図、少し位置が移動しているもの、全く違うもの、とても興味深く参加者は映像を観ていました。

MY

OOM AT TENNEIJI

アトリエのパーソンズ

 パーソンズのことを知っていて参加された人もおられ、また新しい話題が生まれてきそうです。
 彦根物語から生まれた「彦根物語22」は、また味わい深いものでした。